あっという間に11月に!これから寒くなってくる時期ですね~
最近は関東は天気よく心地の良い気温が続いてましたね、こんな天気がずっと続けば嬉しいのですが、、
さて今回は最近和紙からいろいろと学べたのでそれを共有したいと思います。
10月下旬に祖父の実家がある新潟の山の奥へ行き、その際に祖父の実家代々で経営している和紙の工房を見せてもらってきました。ここは一階が和紙作りの体験会なども時々行う工房があり、2階に和紙の商品を売っているお店です。工房から店舗の製品まで隅々までいろいろと見せてもらってきました。
そんな中でお店を経営している私の従伯父あたる人に面白い雑談を聞きました。
和紙の自体の見方についてなのですが、お店を経営していてよく壁や何かに貼り付ける用に一枚もの大きな和紙が欲しいと頼んでくるお客さんがいるらしくけど従伯父は和紙を張り合わせた時の目地の繋ぎ目をもっと楽しんで欲しいと思っているらしいんです。
理由は日本は”区切り”をつけたがる昔ながらの習慣や文化があり、例えば、季節(二十四節気)や事や考え方、空間なら畳やふすま、障子など日本固有の考え方があります。その文化に沿ったものの作り方にまた美しさが出ると、目地が見えるのはダサいことではなく、逆に目地までも綺麗に見せることが美であり、そこに職人のセンスが見えると言っていました。
確かに私自身和紙の触り心地や模様だけ見て目地なんて気にしたことなく、まずそこがに美がある物と感じ和紙の紙を見たことがなかったので、私にはなかった面白い見方だなと感じました。今普段使っているものや見ているものは今現代の好みに合わせて変わってきた物で初心に帰り、その物の本来の見え方を考えたりすることで無関心に無視してた物に美しさを感じることができるかもしれませんね
それからにもう一つ
お店の品を見ていて個人的に一つすごく見入ってしまったものがありました。
↓
これは和紙に写真を印刷したものなのですが絵のような写真ですよね~
葉っぱの部分が和紙のふわふわした表面ににじんでのボヤけて立体感ができてますね。
この感じが個人的にたまらなく、美を感じました。普通の紙に高画質で綺麗な写真で写しているもの美しさの価値だけではなく、プリントされてる紙も含めて一つの作品になりますね。私自身自然の写真を撮るのが好きなので今度試しに風景写真撮って和紙に現像してみたいと思います。設計デザインも同じようにそれぞれの要素の組み合わせが新たな美を生み出すこともできると改めて実感、勉強になりました。
和紙は奥が深く、今日私がお話した障子や現像用の紙だけではなく、壁紙や座布団、間接照明、服など様々な使い方があり面白いので是非皆さんも機会があったら調べて、または見に行ってみてください。