ビジネスホテル計画が日本中で進行中である。しかしその中身は事業採算性ばかりを重視するきわめて《チープな仕様》が多く《どのホテルかわからない》似通っているのが現状だ。
インバウンド客、観光客、ビジネス客が増加する中で、需要過多の市場にとっては、建てていちはやく売るが命題なのかもしれないが、ハードばかりが優先し、《お客様に何を提供するのか》を考えてホテルをつくっているところは少ない。
今後ビジネスホテル供給過多の時代が来た時に、他ホテルとの違いが明快にわかり、お客様に喜んでいただき、お客様の支持を得られるようなホテル計画に当初からすべきと以前から考えています。
これから先の時代を踏まえ、ホテルがお客様に寄り添うようにお客様のことを考え、ハードだけではなくソフトを充実させて、そのホテルでの体験がさらに多くのお客様の共感を得られるような仕組みをも視野にいれて開発計画を考えていかなくてはならないと思います。
このマガジンでは私たちが考える
《新しいホテルのビジョン》を提言していきます。
皆様方のホテル計画のお役に立てれば幸いです。
MEDHOTELS.
私たちが提言したい次世代《ビジネスホテル》のひとつが、この《メディテーション=瞑想》ホテルです。
よく眠るための枕セレクトとか空気清浄機や浄水器などは
今や当たり前になっています。
しかもそれらのサービスには独自性がありません。
ビジネスホテルがもっとお客様に寄り添っていくと、
そこに見えてくるのは身体の元気よりも
《こころの元気》が重要だと見いだすことができます。
営業先での緊張感、同僚、上司への気遣い、
家族への配慮などすべて精神的にストレスとなって
ホテルに帰ってくるビジネスマンは疲労困憊へとへとです。
狭い部屋でしばらくじっとしていたら
そのストレスは悲しみへと変化し、
こころがズタズタになったまま眠りに落ちることでしょう。
そんなビジネスマンが大半ではないでしょうか?
そんな時、「ビジネスホテルがビジネスマンに
提供できることはもっといろいろあるはずだ」
と私たちは思っています。
《こころの元気》をケアしてあげたい。
それは温泉でもなく、マッサージでもありません、ましてはアダルトチャンネルでもありません。
そんなビジネスマンをケアするのは、《瞑想》というプログラムの提供だと思います。こころを癒す、こころからストレスを解放するソフトの提供が重要であり、お客様に体験していただき、その体験をさらに多くのお客様に共有し共感していただき、ファンを増やしていく、そんなこともできるようになるのです。
ただ単にホテルのハコだけの部屋を売るのとはまったく違って
お客様の満足度が飛躍的に向上するのです。
ホテルのハコとともにそのソフトを体験していただき
新しいビジネスホテルの扉を開けて頂き、
このビジネスホテル乱立時代を生きのびる知恵のひとつとして、ホテル開発の参考にしていただきたいと思います。
MEDITATION LAB.
小さくてもいいから瞑想の部屋を提供する。
ホテル独自の瞑想のプログラムを用意する。
インストラクターが理想だがネットライブも可能でありコストをかけずにお客様の利用を促進できる。
(東京オデッセイではこのプログラム作りを進行中です)
IN-ROOM LIVE.
MEDITATION program.
特別に部屋を作らなくてもそのソフトはサービス可能です。
・部屋全体をつかって瞑想する時間を演出する。
・ショートムービーを見る気分でこころをリフレッシュさせる。
・5分ショートムービーを気分にあわせてセレクトできる。
など、展開は自由な発想で可能です。
■メンバーシップ
ウエラブル端末
活動量計、スマートウォッチ 歩数/消費カロリー/距離測定モニター、睡眠モニター、心拍測定モニター、心電/血圧測定、脂肪体構成体重
■AIスピーカーとの連動
癒し、メディテーションなど
■瞑想、癒しのAPP開発
ホテルにいる時もそうでない時も
一緒にいるようにこころをサポートしてくれる《きづかい》の
体験を、あますことなく宿泊者に体験させることがこれからのビジネスホテルには重要なポイントとなることでしょう。