ライフスタイルホテル事例をご紹介！こだわり抜いたデザインと体験空間

ホテル・旅館 2024年9月4日

ライフスタイルホテル事例をご紹介！こだわり抜いたデザインと体験空間

進化し続けるホテル業界

コロナ禍、インバウンドの影響を受けてまだまだ成長し続けているホテル業界。
デザイン性や宿泊機能にとどまらず、独自性のある特別な宿泊体験ができるライフスタイルホテルが急増しています。

そこで今回は、東京オデッセイで手がけたライフスタイルホテルの実績をご紹介します！

相撲部屋だった建物をテーマホテルへコンバージョン

『Stay SAKURA Tokyo 浅草横綱 Hotel』は、かつて「九重部屋」という相撲部屋であった建物をコンバージョン。
建物の歴史を継承していくことを意図し、デザインコンセプトを「相撲」と設定して空間演出を行なっています。

客室は、既存建物の構造を生かした広さ30〜40平方メートルのさまざまなルームタイプをご用意。
広々としたベッドやダイニングテーブル、キッチンを設置しているため、「住む」に近いスタイルを提供しています。
また、畳敷きのスキップフロアや五右衛門風の露天風呂を設置し、日本の「暮らし」が体験できる客室になっています。

また、相撲が神聖な国技であることから、神社を模したデザインを随所に盛り込んでいます。
なんとエントランスの注連縄は、出雲大社の大注連縄を制作している業者様に特注サイズで作っていただいたものになります！

「相撲」と日本の「暮らし」を体験できるホテルとすることで、独自の価値を生み出しています。

築40年近くのビルが蔵へ変身！住宅街に現れたインパクトあるコンセプトホテル

『Stay SAKURA Tokyo 新宿百蔵』は、日本の古き良き建物「蔵」をテーマにしたホテルです。
静かな住宅街の中というホテルとしてはあまり良い立地ではなかったため、認知度・注目度を上げる施策としてインパクトのあるコンセプト・外観にしました。

客室にはロフトベッドやコネクティングドアを設け、少人数〜大人数まで対応可能。
また、オールスイートルームには露天風呂が設置されており、湯船に浸かるという日本の文化を取り入れることで、インバウンドに向けた「体験」できるホテルを作り上げました。

建物や文化といった日本らしさを存分に感じられるホテルへ生まれ変わり、周辺のビジネスホテルと差別化を図りました。

加賀地方の伝統や歴史を表現し、体験意義を高めるホテルへ

鎌倉時代から800年以上に渡って愛され続ける『よしのや依緑園』を
加賀地方ならではのデザインを盛り込み、特別な体験ができるホテルへとリニューアルしました。

エントランスには、加賀発祥の伝統工芸品「九谷焼」や「加賀友禅柄」をモチーフにしたオリジナルカーペットを施し、歴史ある伝統美を表現しています。

湯快リゾート最大規模のサウナエリアでは、高温サウナや岩盤浴などを新たに設置。
景勝の鶴仙渓が目の前に広がるという立地を最大限に生かし、自然美を感じながら究極の”ととのい”体験ができるコンテンツになっています。

また、鶴仙渓から「鶴」をとり、着物柄風のグラフィックをオリジナル制作。
天井一面へダイナミックに展開し、利用客の印象に残る空間デザインを目指しました。

大浴場には、加賀藩御用絵師の作品「獅子牡丹図」をもとに、こちらもオリジナルでグラフィック制作しました。
温泉に浸りながら、歴史の魅力を堪能できます。

加賀地方の伝統と現代の情勢を融合させ、ホテル独自の高付加価値化を実現しました。

ホテルが観光スポット？福井県ならではのコンテンツが盛り沢山

福井県屈指の温泉街「あわら温泉」に位置する『青雲閣』は、ワンランク上の贅沢や体験ができるプレミアムタイプのホテルへとリニューアルしました。

エントランス・ロビーには稲作で栄えた歴史を持つあわら地方にちなんで、美しい田園風景を表現しています。
また、天井高さを生かし、大型ジャングルジムやボルダリングウォールを設置。子供も大人も長時間滞在できるコンテンツになっています。

ビュッフェレストラン「かりんて」は、あわら地方の農作文化から連想される「収穫祭」をコンセプトに空間をデザイン。
祭りの賑やかかさを演出するため、カウンター上部には家紋をあしらった提灯を設えています。

青雲閣周辺には、福井県立恐竜博物館や芝政ワールドなど家族連れに人気の観光スポットが多いことから、客室にはファミリー層にアプローチしたコンセプトルームを新設。
まるでそこにいるかのようなリアルさと迫力を感じることができ、子供も大人も大興奮間違いなしの客室になっています。
オープン後はテレビにも放映されるなど、大注目の客室です！