2024年ますます増加傾向にある
都市型集合住宅・オフィスに求められるデザイン
とはなにかを考えました。
長いコロナ禍を乗り越えた2023年、ホテルや飲食店等toC向けの商業施設開発の動きが活発化するのと同じく、集合住宅やオフィスルームの企画開発や実施設計に、ありがたいことに大変多く携わらせていただきました。
様々な意味での復興期となる2024年を迎え、今後の集合住宅やオフィスの需要動向や、エンドユーザー様に求められている設備トレンド等について、実際に事業主様との対話の中で見出したものを参考に、予測してみました。
都心や都心近郊地でますます需要が高まる
「デザイン・機能性重視型 小規模賃貸マンション」
生活の利便性やアクセスの良さを重視する人々が増加しているため、特に都心や都心近郊地における単身者や若いカップル向けの小規模な賃貸マンションの需要が、今後もますます高まる見込みです。
マンション内の共有スペースや施設の充実が求められ、フィットネスジムやラウンジ、仕事をするためのコワーキングスペースなど、コミュニティ形成に役立つ施設の需要が高まりそうです。
また、働き方改革の影響によるオンラインワークやリモートワークの増加に伴い、在宅勤務を行う層の需要が増加しているため、高速インターネット完備等、快適な在宅環境を提供するための設備やインフラが求められています。
まもなく竣工となる弊社設計監理の賃貸マンションにおいても、同じく高速インターネット設備を完備した設計としており、今後の集合住宅設計においては、必要不可欠な設備となるでしょう。
さらに今後高まるニーズとして、「Alexa Smart Properties」のような生活と密接につながるAIシステムや、新興スマートホームテクノロジーの導入。音声認識システムを活用した省エネ機能。
得に若い女性にとっては「セキュリティシステムの強化」がより求められている傾向です。
上記のような最新インフラを研究し、これからスタートする賃貸マンション設計に実装してまいります。
働き方改革によって、よりフレキシブルなワークスペースの需要が増加傾向
世界的なリモートワークの普及により、従来型のオフィスよりも柔軟なレイアウトや利用形態を求める企業が増えています。
ハイブリッドワーク環境への対応が必要となり、オフィス内にコミュニケーションやチームワークを促進するスペースが重視されています。
例えば従来のオフィス設計のような、大会議室、小会議室等キャパシティを設定した設計ではなく、モバイルファニチャーや可動式のパーティションなど、使用用途によってフレキシブルに対応できるワークスペースが、現代のビジネスシーンに最も適したカタチのオフィスと言えるのではないでしょうか。
また、今後さらにテクノロジーの活用が進み、ビデオ会議やコラボレーションツールに対応した設備が必要とされることが予想されます。
防音材やデジタルホワイトボードなどを内装デザインに取り入れた高品質なビデオ会議室等が、オフィスデザインに取り入れられるでしょう。
また、オフィス内の環境品質を向上させるため、空気清浄装置や自然光を取り入れたデザイン、緑化された屋外スペースなど、健康と快適性を重視した設備が注目されています。
ますます加速する情報化社会や新しい時代の働き方に適した集合住宅やオフィスデザインの実現に向けて、
私達東京オデッセイがこれまで培ってきた商業施設設計デザインのノウハウを集結させて、あらゆるお客様のご要望や社会課題に取り組ませていただく所存です。
また、お客様のご要望をより具現化するために開発した、自社独自の最新VR、3DCGクリエイションで、お客様の思い描く未来予想図を仮想空間でご体験していただけます!
マンション設計、オフィス設計デザインにおいても、是非お気軽にご相談ください。