コロナ禍になって以来、環境問題に対しての取り組みは本格化してきているように思える。
特にZ世代を中心に、生きるための倫理観については飛び抜けて敏感である。
商品一つ購入するのでも、そのフェアトレードやトレーサビリティを検討して問題なければ購入する、あるいは就職するにしても環境問題に配慮しているかどうかが入社する大きな要因になっているようです。
これからの社会を支える層が持つこの感覚は今後増大し、環境への取り組みがますます高まっていくのは間違いないところです。
そういった中で志を同じくする製造業や小売業などで新しい動きが出てきています。
そのひとつが、ご紹介する秤売りの店・斗斗屋さんです。
基本的なコンセプトは『ゼロ・ウェイスト』= ゼロ・ゴミ。
そのPOP-UPストアに出会ったので紹介します。
無農薬や有機農業で作られた商品を中心に展開するお店。小麦粉、ドライフルーツやナッツ、野菜、果物、調味料や納豆など多種に渡ります。
基本的に斗斗屋さんは卸業を生業にしているが、多くの人に『ゼロ・ウェイスト』= ゼロ・ゴミの重要性を知っていただきたくて小売業もやっている。
しかもこういったお店が増えてほしいとFCも展開しているというイマドキの会社さんです。
秤売りって面倒だなと思ったら、なんとハイテク機器もある、イマドキの店だった。基本はセルフオペレーションだ。
あらかじめインプットした商品と価格のデータがあり、その商品を選んで買いたい分の商品を秤に乗せれば価格が出てくるハイテク機器があり、その後レジで精算という流れ。
店員さんがいちいち量るイメージを持っていた私も、これならスムーズに買い物ができると安心した。
個別包装をやめ、しかも販売する商品を持ち帰るリターナブル容器を推奨、提供しているのがオシャレ。
秤った後の持ち帰り容器はリターナブルな瓶や再利用可能な袋類。
有料だが何回も使えるのがいい点、しかも不要になったらデポジット料金は返却されるというフェアな仕組みもある。
こういったシステムがオシャレと感じる世代も多く存在するようだ。
秤売り = 面倒、エコロジー = 昔に帰れではなく
テクノロジーを加えることによって、より合理的に、革新的な商業がそこに新たに出現するのではないか。
そしてさらに多くのショッピングセンターや商業施設にこのような店舗が出現し、生活者に希望ある消費を実現させて、エシカルな暮らしを体現させてほしいと願うばかりである。
ちなみに私は秤売りの『納豆』を購入した。
スーパーの納豆と比較したら高額だが、明らかに味わいが深く、原材料も製造方法もリスクのない物だったので、結果的には満足した。
翌日さらに買い足したことを書き加えておきます。
同じようなトレンドとして最近話題になっている『SUNDAY VEGAN BAKARY(サンデー ヴィーガン ベーカリー)』
新宿中央公園にほど近いパン屋『MORETHAN BAKERY(モアザン ベーカリー)』
前からオシャレなベーカリーとして有名だったが、最近、日曜日だけヴィーガン = 肉や魚、卵、乳製品を使用していないヴィーガンパンを販売しているのだが、その熱狂ぶりがすごい。 どの時間帯に行っても行列で、店員さんもいささかお疲れ気味。
あちこちでこんなブームトレンドが起きています。
マス消費にも近々この流れが起こってくることでしょう。
株式会社斗斗屋
モアザンベーカリー