築37年建物コンバージョンホテル「Stay SAKURA Tokyo 新宿百蔵」が、11/23ついにグランドオープンを迎えました。
今年5月からの本格的な現場着工から、約半年。改装前からは想像もできないほどインパクトのある外観に生まれ変わり、ホテルの前を通る人の目を奪っています。今回は、完成後のホテルインテリアの一部をご紹介させていただきます。
1階エントランス〜共用部も無事に施工完了。
ホテルの顔であるフロントスペースは、スタッフやお客様の顔も明るく映し、コミュニーケーションしやすくするため、日本の伝統的な組格子模様の光壁で、明るくお出迎えできる空間デザインとしました。
3階客室は各部屋4人収容の露天風呂付きオールスイートルーム。
コネクティングドアで2部屋を連結すれば、2家族でも十分な広さの8人部屋になります。
露天風呂はオーニングテントで、雨天時でも利用可能です。
2階客室は書画風グラフィックをアクセントとしたツインルーム。
こちらもコネクティングドアで連結可能。様々なユーザーニーズに柔軟に対応できるプランニングの一例です。
写真映えするようなお部屋のグラフィックや、アート装飾まで、全てこだわりのオリジナルデザインでプロデュースし、納品させていただきました。
フロアごとに全く違う顔を持つ共用部空間デザインは、利用客に飽きさせないための施策の一つです。
竹格子の中の和紙が暖かく灯る壁面や行灯照明で、日本の格式のある「旅籠」の空間を表現しました。
オープン以降、全部屋フル稼働されていると聞き、たいへん嬉しい限りです。
また、海外メディアからの取材もされ、各方面からの注目度がうかがえます。
今後いよいよ佳境を迎えるホテル競争に打ち勝つためには、画一的でコモディティ化されたホテル設計では太刀打ちできません。建物の特性を生かしながら、ここでしか味わえない唯一無二の宿泊体験をご提供できる「装置」としての空間デザインが、これからのコンバージョンホテルに重要なポイントになっていくと私たちは考えます。
これからも世の中の人々の笑顔を生み出す設計デザインを心がけ、2020年も東京オデッセイは挑戦し続けます。