コロナ禍の影響により、飛躍的に普及した「テレワーク」や「ソーシャルディスタンシング」。
言葉だけが先行し、あやふやな実態だった平成の「働き方改革」は、新型コロナ によって、強制的に人々の働き方を変えざるを得なくなりました。
テレワークが快適にできている人にとっては、もはや満員電車に乗ってオフィス通勤していたコロナ前の働き方には後戻りできない、する必要が無い、という人も多いでしょう。
私たちの生活や働き方は、驚くほど早いスピードで日々変容しています。
弊社が提供している空間デザインにおいても、
この急速な価値観の変化とともに、柔軟に対応していかなければなりません。
従来の空間設計は、箱ごとに単一の機能しか必要ありませんでした。
例えばホテルであれば、いかに心地よく快適に過ごすことができる客室なのか、ファシリティ面の充実さが求められました。
またオフィスであれば、島構造のデスク配置で、効率よく作業できる環境がベストとされてきました。
しかし、これからのウィズコロナの時代、特にビジネスマンにとっては職住近接が大前提となった今、居住空間の設計デザインに求められることは、
「LIVE(生活)」と「WORK(働き)」の境目を無くし、
さらにそこに「FAVORITE(趣味)」「LEARN(学び)」「VALUE(生きがい)」という要素を融合させた
従来の枠にとらわれない新たな空間作りであり、今後の社会トレンドと一 致していると思います。
今までのような《住宅》《店舗》《オフィス》と分けて考える「単一機能型」の空間ではなく、宿泊利用、居住利用ワーキング利用、カルチャー利用など、マルチなニーズにこたえる環境が整ったマルチファンクションな空間=「第4空間」として、新たな価値観が、新しい時代において重要な付加価値となってくると考えます。
さらにデジタルテクノロジー(AR/VRによるエンターテイメント体験)とデザインの掛け合わせにより、想像もできないアプローチや価値観を与えることで大きなシナジー効果をもたらし、結果的に、従来よりも高い不動産価値を持った建物へと生まれ変わることが可能となります。
私たち東京オデッセイは30年にわたる独自のクリエイティブとエンターテイントデザインの知見を生かし、これまで以上に現実空間における体験と感動が重要であると考え、ユーザーにとって新しい価値観を提供していくことを目指します。
現在、大型テナントモールのリブランディングや、都心部におけるテナントビル 開発、築古ビルをマルチな利用目的に対応できるシェアオフィスへリノベーションする計画など、新しい時代のニーズに沿った不動産運用プロジェクトが続々進行中です。
遊休不動産の利活用や、リモートコミュニケーションを活用した施設計画をご検討中でしたら、ぜひこの機会に私たちにお気軽にご相談ください。